QUALITY TOOLS FOR THE WOOD BURNER
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COPPER SERIESコッパーシリーズ カナダとの国境に近いニューイングランドのメイン州。 ネルおばあさんの薪ストーブではいつも大きなケトルが湯気を立て、いつでもたっぷりのお湯を使うことができました。この普遍的な美しさの古き佳き19世紀の銅製品を、日本のものづくりクオリティーで復活させたのがグランマーコッパーケトルです。ケトルが製造されるのは、越後平野に広がる金属加工の街、新潟県長岡市、燕市。「腕がいいもの。よその腕と違う」。純度99.9…%。20代から80代まで選りすぐりの金属加工職人の知恵と工夫が駆使された純銅製品としてグランマーコッパーケトルは甦りました。 一枚の銅板が命ある道具になるには80もの工程を踏み、 たずさわる職人は20人を超えます。得意を生かし、バトンを渡し、職人の点が線となって形になったケトルは、そのあまりの輝きに使うのを躊躇してしまうほどですが、火を入れ、湯を沸かし、湯気を出して初めて本当の顔が見えてきます。 「毎日使ってください。ただし手入れをお願いします」と職人は言います。使い方で表情が変わり、赤銅色、飴色、漆黒、自分色に育てる楽しみが暮らしの中に加わります。思う色にならなかったら磨いて元の姿に戻せばいい。世界に2つとないケトルは人生を共に歩む一生の道具としてあります。22Made inJAPAN動画で見るグランマーコッパーケトルができるまで育てて楽しむ経年変化 銅製品の特徴の1つにエイジングの楽しみがあります。写真左から新品、ストーブトップでワンシーズン使用、焚火で使用。使い方で表情が変わり、オンリーワンの道具に成長していく過程は何ものにも変えがたい愛着を生みます。ものづくり400年の町に職人あり銅の逸品「グランマーコッパーケトル」一枚の銅板が命ある道具になるまで

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