(写真=写風人 まとめ人=岩村理奈)
子ブタの会の皆さん、こんにちは。第一回Ozpig座談会を始めたいと思います。
普段の使い方や今後こんな風に使ってみたい、数あるファイヤーサイド製品の中でなぜOzpig(オージーピッグ)を購入したのか、使い勝手の良さ、はたまた悪さなど。そのあたりのことをストレートに語ってください。
まずは一番長く使っている北原さんからどうぞ。
キャンプだけじゃない。半常設使いがデフォに
北原:自分のは古い型で、ファイヤーサイドが改良する前のOzpigなんです。その頃から知名度があったのでいいなと思って。以前はキャンプに持ち込んでいたんですけど、ギアが増えていくうちに重くなって(笑)
ここ数年は「半常設」的な使い方をしています。クッカーを使ってベーコンを作るとか、そういうタイミングで使っていますね。キッチンの裏に軒があって、そこに置いています。

——使いたい時にすぐ使えますね。
北原:片付けるのが面倒くさいっていうのがあって。重いから(笑)
小川:でも重いのを分解しながら、そんな俺が愛おしい、みたいなのもあるよね。まさに今日の朝も愛おしいなぁって思いながら片付けました。
一同:おぉ、今朝!?

北原:僕のは改良前なので燃えは悪い。今みなさんが使っているファイヤーサイド仕様の方が圧倒的に燃えます。煙突が変わってたり、ダンパーがついたり、色々進化してますね。
気に入ってるのはめちゃめちゃタフなことと、可愛いとこ。もうこの子を使って7、8年になります。
——家族の反応は?
北原:僕のいない時におやじが火遊びを楽しんでました。
スモークしたり煮込んだりする時は放っておくので、その間こうやって(火をいじって)。
根岸:うちも義理のお父さんがこういうの好きで、やたら興味を持って。
同じくいない時に、ちょっといじる。
北原:いない時なんだよね。一緒にはやらない(笑)
根岸:僕はちょうど最近引っ越したので、組み立てた状態で軒下に置いて出しやすいようにしてます。それまではキャンプでしか使うタイミングがなくて、家ではバッグに入れてしまってました。庭ができてから、そこにあってすぐ火がつけられるのが便利だなと。

とにかくタフでヘビーユースに向いている
北原:元々のルーツがオーストラリアで、土地が広大。現地のアウトドアの楽しみ方として、バンに乗ってずっと旅するんです。バンでキャンプインしたところで熱源がないから、Ozpigを使って食事の支度をする。「かなりタフに作られている」というのがモノとしては大きな特徴だと思うので、常設というかヘビーユースに向いているんですね。
小川:ちょっとの雨じゃ錆びないしね。これ初めて使った時は、夜中から雨で出しっぱなしだったけど、そこそこ大丈夫だった。
一同:雨ふるとまあまあ錆びます(笑)

根岸:それまで大丈夫だったけど、庭に置き始めてから途端に錆びました。でもこれも味といえば味。
北原:これは3回ぐらい塗装してて。耐熱スプレーできれいになりますよ。
根岸さんのはそろそろいい雰囲気出てますね。
小川:キャンプ場では注目集めるよね。みんな「何だあれ」って。
根岸:目引きますよね。二度見されます。
北原:KABUTOが出た時は、Ozpigと合わせてそういうキャンプでよく遊んでました。悪くいうと見せびらかしみたいな感じもあるんだけど、ブース状態で人が集まってきて、一緒に食べたりとかしました。文ちゃんは?
今井:使用頻度一回です(汗)

——生まれたての子豚ですね…
今井:私は入社が決まって「焚き火しよう」と思って、何を買おうか考えた時に『ファイヤーサイド焚火台』と迷って、料理がしたかったのでこれにしました。デイキャンプで使って、組み立ても簡単だしツールラックも便利で。私みたいな初心者でも焚き火をしながらちょっと料理もっていうのには最高だなって思いました。
ものぐさなので凝った料理はできないけれど、寒くなったらスーパーで売っている牡蠣の缶カン。あれをすごくやりたいと思って!それで雪の中でちょっと一杯とか。
家族もまた遊びたいと言っていて、裸火じゃないのでちっちゃい子供でもまあまあできるかなと。近々連れて行ってあげたい、そんな心意気でございます!!
一同:心意気(笑)



肉、肉、肉。丸焼き礼賛
小川:駒ヶ根に来て1年半なので、私のは一歳。この中では一番若いです。
以前の仮住まいがウッドデッキのある部屋だったので、そこでやるならOzpigだろうと。
北原:嬉しそうでしたもんね。
小川:超嬉しかった!炭もできるし。丸焼きをしたかったからロティサリーを買って、炭を熱源に今までで3回くらい。昨日もね、鶏を焼きました。1キロのちっちゃめのを2時間かけて。
丸焼きはイベントでやると本当に喜んでくれる人が多いです。ただお肉屋さんで言われたのが、このままだと脂が落ちて焦げるから受けがあるといいって。チャーグリルも持っているのであれを置くと脂に引火しにくい。



———フルスペックで楽しんでますね。
小川:Ozpigが面白いのは、上(バスケット)に炭を入れて、下(炉床)から木屑を焚くと炭が熾きちゃう。しまう時には脚や煙突も全部お腹の中に収まる。リフティングツールはこれ1本でドアやプレート、炉床も操作できるので、結構考えられているんだと思う。そういうのがカッコイイなって。
そんなとこからで愛着が生まれて、俺だけのOzpigという気がしてますね。
だからハマるのをすぐ買っちゃうんです。鋳物の二合炊き羽釜とか。この前、満を持して米を炊いて、なかなか美味かったです。中華鍋もいいよね。


使用前にはコーティング除去&シーズニングを
今井:充さんのそれ(鉄鍋)ジャストフィットですね。
北原:12インチのダッチオーブンで20年くらい使ってます。ギリギリ載るので。これで作るのは燻製が多いですね。仕事では、知多牛の塊を焼く機会もありました。そりゃ美味しいよね(笑)
鉄板で肉とか焼きます?
根岸:この前親戚一同で子供も入れて13人でキャンプする機会があって、とりあえずこれ1台持ってけば料理もできるしいいなって。チャーグリルで肉を焼きましたがちょっとくっつきましたね。
冷めないけど沸騰はしない、このサイドのウォームプレートは便利だと思います。

北原:プレートの厚みがあるから、鉄板としても性能が高い方だと思います。くっつくっていうのは初めて使う人だと戸惑うかもしれない。ちなみにプレートを使うには、一番最初にコーティングを取ってシーズニングをするんですが、文ちゃんの、これ大丈夫?
今井:結構焼いたんですけどね。こすってはないかもです…。
小川:私はガスコンロに置いて焼きました。10分くらい。それからブラシでこすると白いものが出てきます。
文ちゃんそれまだコーティングが残ってるんじゃない?


薪か、炭か。
——皆さん使う燃料は?
北原:燻製をする時は、木端をちょいちょい足していくやり方をします。これすぐ温度が上がるので、太い薪ほど熱はいらないんですよ。100度くらいかな。チクワのスモークだったら10分もいらないくらい。
鉄板を使う場合は薪のほうが良いですね。いっちゃん美味いなと思うのは、肉や魚を炭で焼く。食事としては一番の醍醐味だし。ディフューザーを使うと温度調節ができるので効率的ですね。



小川:焼き上がるまでに酔っ払っちゃうんだけどね(笑)
根岸:この前のキャンプメニューは焼き鳥で、その時は炭を使いました。薪だと熱が強すぎる。表面が焦げても中はまだ、みたいな。そういう時に薪も使えて炭も使えるのはすごい良いです。あと炭熾しも楽だし。
小川:私はじっくり肉を焼くのみ。あとは焚き火を楽しむ。
ドアを開けて炎を見ると絵になりますよね。Ozpigはアウトドアストーブとしてテントの中で使いたいという人もいますね。
北原:焚火台だと爆ぜるから距離を置かなきゃいけない。正面が開口型のテント、タープで使うなら、開放型の焚火台よりもこちらの方が向いている気がします。
注:Ozpigは十分な換気のあるオープンスペースで使用を!


写風人(ファインダー越しに):薪割りする時にいつも焼却炉として使ってます。木端と細かい薪は、焚火台だと燃えかすがいっぱいになって燃えにくい。上からポロポロ落ちるし。
Ozpigはポイポイ入れられて楽だもん。大体薪割りする人ってどっかで焚き火をしてる。
根岸:上の鉄板を開けて、なんだったらはみ出して。ガンガン焚く。
北原:便利だなと思うのはウォームプレートが台になる。焼いた肉をここに移してカットして、横に塩を添えればお皿もいらない。
——オプション使いで個性が発揮されて面白いですね
小川:私は米を炊いて、肉の丸焼きで満足。
根岸:米と、肉と。
北原:かたよってんなぁ(笑)豚ちゃんですしね。
コーヒータイムで大円団
北原:以前Ozpig×ユニオンサンプルロースターでコーヒーの焙煎を試したことがあったんですが、まぁうまくいかない(笑)熱が逃げないように色々足していって、1時間ぐらいかかりました。
焙煎は角度が大事で、炭火コーヒーならぬ「薪火コーヒー」もうまく合うものがあればできると思う。
男の子はギミックが好きだから、Ozpigで豆を上手に焙煎している人がいたらご連絡ください!
——ということでFIRESIDE Coffeeもありますので、火を入れてコーヒータイムといきましょう。






小川:ソーセージあるの?肉じゃん(喜)みんな大好きジョンソンビル。
根岸:小腹すいた時間にたまんないですね。
北原:今この瞬間、俺たち日本で5番目くらいに美味しいもの食べてるんじゃないかな。
(了)