炉床の灰は少し残す
シーズン中は必要に応じて灰を取り除きます。炉床の灰は几帳面に掃除する必要はありません。むしろ炉床の灰を常に1~2センチの厚さで残してください。そうすることで熾き火が生き続け、再点火の手間を省くことができます。また、灰はグレート板(炉床)への熱負荷を軽減するので、その寿命を延ばすことにもなります。
48時間
灰掃除は火が完全に消えてから行います。灰受け皿から直接、もしくは炉内の灰をシャベルで灰取りバケツに移します。薪ストーブの灰には、埋み火となって燃え残った炭の粉がまだ生きています。灰は蓋付きの灰取りバケツに入れ、不燃性の床に48時間以上置いてから、しかるべき場所に処理してください。段ボールや紙袋、ビニール袋に入れることは絶対に避けてください。
灰の有効利用
木灰の主成分は、木材そのものを形成していたミネラルと燃え残った炭素(炭の粉)です。木灰には、リンとカリウムと酸化カリウムが豊富に含まれています。木灰は、花咲か爺さんの昔から園芸家の魔法の肥料として貴ばれてきました。酸性土壌を中和し植物を健康に育てるリン酸カリ肥料として、庭や菜園で活用してください。